ありがとう日本の翼YS−11その2
2006年9月

 丁度高知からのYS−11が着陸した。今やわずか3機しか運航されていないYS−11が顔を会わせるのも珍しい。本来顔を会わせることはないが、今日は徳島便の遅れで偶然顔を合わせた形だ。
 窓外にもう一機のYS−11を見ながら、駐機場を後にする。座席は丁度主翼の付け根。雨粒が窓についていて少々外がはっきりしない。
 機内は左右2列ずつの64席。ほぼ満席となっている。
 いよいよ離陸である。普段のジェット機に比べると、やはり緩やかに上昇していく。
 ロールスロイス DART MK542エンジンは快調にうなりを上げる。今日は大気が不安定なため、なかなか良く揺れる。
 眼下に瀬戸内海を見渡しながら、快調に飛行していく。本州四国連絡橋、尾道〜今治ルートの因島大橋が見えた。