廃線跡の旅４５

廃線跡の旅４５ ○宗谷本線（平成23年7月）

宗谷本線　その１

宗谷本線は、日本最北の稚内駅に至る路線で、平成23年に稚内駅は新しい駅舎に変わった。 　かつては、稚内駅の構内扱いではあるが、1km弱先の稚内桟橋駅までの線路が延び、樺太の大泊行きの稚泊航路に連絡していた。

宗谷本線　その２

稚内駅舎の先には、線路を撤去した跡が延びている。その先には駐車場が広がっているが、そこには昭和60年近くまで、右手に向かって大きくカーブして桟橋に向かう、線路の跡が残っていた。

宗谷本線　その３

稚内港は北側に防波堤ドームが延びている。線路はこの防波堤ドームに沿って延びていたという。

宗谷本線　その４

防波堤ドームの前には、C5549の動輪が展示されている。このC5549は、かつては宗谷本線を走っていたこともあって、ここに保存展示されたが、潮風に腐食が進んで解体され、今は動輪のみが展示されている。その動輪にも錆が目立つ。

宗谷本線　その５

防波堤ドームの前には、かつてここを発着していた稚泊航路記念碑も設置されている。記念碑には、稚泊航路を走った宗谷丸の号鍾が再現されている。

宗谷本線　その６

市内の商業施設には、かつての稚内駅が、稚内港駅として再現され、当時の資料が展示されている。

宗谷本線　その７

中には、稚内桟橋駅の稚泊航路乗船口が再現されており、宗谷本線が稚内桟橋まで運転されて、稚泊航路につながっていた時代を偲ぶことができる。