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廃線跡の旅１１
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廃線跡の旅１１
○高千穂線（未成線・平成18年5月） |
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 高千穂線 その１ |
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高千穂線は宮崎県の日之影線日之影駅から熊本県の高森線高森駅までの36kmを結ぶ路線として、日本鉄道建設公団が建設を進めていた路線で、日之影−高千穂間12.5kmは昭和47年に開通、残る区間も着工率40％になっていたが、結局建設中止となった。
高千穂−高森間の延長に際して、高森駅は移転が予定されていたが、その高森駅予定地の掘割は高森湧水トンネル公園になっている。 |
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| 高千穂線 その２ |
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阿蘇外輪山を抜ける高森トンネルは、延長6480mとなる予定だったが、出水事故が繰り返され、約2km掘られただけで建設が中止された。
トンネルの一部は、高森湧水トンネル公園の一部として公開されている。トンネル中央は水路となっており、トンネル内からの湧水が流れている。 |
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| 高千穂線 その３ |
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宮崎県側に抜けると、田原地区などに建設されていたコンクリート高架橋は撤去されて残っていないが、「トンネルの駅」に隣接して、第1坂ノ下トンネルと隣接する築堤、橋梁が公園として整備、保存されている。
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| 高千穂線 その４ |
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「トンネルの駅」は国道325号線沿いの葛原トンネルの高森側坑口前にある施設で、高千穂観光物産館、高千穂鉄道で使用していた車両を利用した「喫茶ぽっぽ」などがある。葛原トンネル内も見学することができる。
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| 高千穂線 その５ |
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葛原トンネル内は神楽酒造の焼酎貯蔵所として活用されている。鉄道としては未完成に終わった高千穂線だが、その一部は様々な形で生き続けている。
参考文献 鉄道未成線を歩く、守口誠之、JTB（2002） ローカル線の旅、種村直樹、日本交通公社出版事業局(1982) |
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