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廃線跡の旅２５
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廃線跡の旅２５
○JR北海道標津線（平成18年7月） |
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 標津線 その１ |
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標津線は、北海道の標茶から根室標津までの69.4km、および厚床から中標津までの47.5km、合計116.9ｋｍを走っていた路線である。特定地方交通線として第2次廃止対象に指定され、冬季の代替交通に問題があるとして一時廃止が保留されたものの、結局JR化後の平成元年に廃止となった。
終点の根室標津の一駅手前、川北駅跡にはキハ22型ディーゼルカーが置かれ、ホーム様の台が設置されている。 |
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| 標津線 その２ |
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川北駅跡であることを示す駅名標を模した表示が建っている。「標津線のあらまし」も表示されており、その歴史を伝えている。
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| 標津線 その３ |
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次の上武佐駅は、映画「遙かなる山の呼び声」のロケ地となった駅で、駅前にはそれを記念する標柱が建てられている。駅は写真の右側奥にあったようだが、駅そのものの跡は特に残っていなかった。
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| 標津線 その４ |
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上武佐駅跡から川北方面を見渡して見ても、ただ草むらが続いているのみである。右側に背の高い防風林が続いており、これに沿って線路が伸びていたと想像するばかりである。
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| 標津線 その５ |
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標津線は中標津から標茶方面と厚床方面に分かれていた。運転は標茶方面への直通が主流だったが、もともとは厚床から標津を経て斜里へ行く鉄道として計画されていた。開業したのも厚床側が最初であった。
その厚床方面を目指し春別の市街地に入ると、線路跡の築堤が元のままに延びている。築堤の上には草が茂っているがそれほど深くはなく、道として使われているわけではなさそうだが、定期的に草刈などの整備が行われているのだろう。 |
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| 標津線 その６ |
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春別駅跡は公園に姿を変えていた。しかし駅跡であることをうかがわせる施設は見当たらず、記念碑もなかった。
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| 標津線 その７ |
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厚床まであと一駅の奥行臼駅は、駅舎が現役時代のままに整備、保存されている。駅は町指定の文化財に指定されている。
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| 標津線 その８ |
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駅舎内には当時の運賃表が展示されている。表示されている駅名には、標津線内の各駅の他、上士幌、上更別、広尾と既に消えてしまった駅名が見られる。
ただ、表示されている運賃を見ると、春別380円に対して、もっと遠いはずの中標津が270円と、必ずしも正しくないようだ。 |
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| 標津線 その９ |
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彼方から列車が走ってきてもおかしくないような、そんな気になる奥行臼駅跡である。 参考文献 鉄道廃線跡を歩くⅥ、宮脇俊三編著、JTB（1999） |
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