廃線跡の旅４３

廃線跡の旅４３ ○武豊線（平成22年8月）

武豊線　その１

武豊線は、愛知県の大府から武豊までの路線であるが、開業当初の武豊駅は1km先にあり、その後現在地に武豊駅が移転した際にその区間は貨物線となった。その武豊−武豊港間は、昭和40年に廃止となった。 　武豊線の線路は、現在はホームの少し先で車止めになって終わっている。

武豊線　その２

武豊駅の少し先で川を渡る場所では、橋桁は外されているが、橋台は残されている。

武豊線　その３

少し先の廃線跡は、後田ポケットパークという名前の公園になっている。

武豊線　その４

もう少し進むと、廃線跡は平行する道路に合流し、その先は道路に取り込まれている。

武豊線　その５

廃線跡の道路は、緩やかなカーブを描きながら進んでいく。

武豊線　その６

やがて道路の左手に細長く空き地が広がる。ここが武豊港駅跡である。

武豊線　その７

その先の交差点の斜め向かいに、転車台ポケットパークがあり、当時使われていた転車台が保存されており、「回転ポッポ台」の愛称が付けられている。公園内には「武豊停車場跡地」の石碑も建てられている。

武豊線　その８

転車台は貨車を回転させるための小型のものだが、レールが十字に敷かれた珍しいもので、現存するのはここ一か所だけで、かつての貨物輸送の姿を今に伝えている。 参考文献 鉄道廃線跡を歩くX、宮脇俊三編著、JTB（2003）