廃線跡の旅８
廃線跡の旅８
○国鉄羽幌線（平成17年6月）


 羽幌線　その１

　国鉄羽幌線は、北海道の留萌から羽幌までの141.1kmを走っていた路線で、昭和62年、国鉄の分割民営化の直前に廃止された。
　全線が国道232号線に平行しており、多くの区間で原野の中に草の茂った築堤が延びている。


 羽幌線　その２

　廃線跡を横切る小道は、築堤の部分だけ盛り上がっており、そこが廃線跡であることがよくわかる。


 羽幌線　その３

　沿線には橋梁がそのまま残っている場所も多く、歌越－手塩金浦間のモオタコシベツ川を渡る橋梁は、橋脚6本の立派な姿を残している。


 羽幌線　その４

　羽幌線は比較的トンネルは少ないが、豊岬－手塩大沢間にはトンネルが残っていた。近くに寄って確認はしなかったが、今でも通り抜けができそうに見える。


 羽幌線　その５

　初山別－豊岬間には、撮影名所としても知られていた、金駒内橋梁が斜面に沿って約700mに渡って建っていた。既に橋脚と橋桁は撤去されていたが、橋台が残って、在りし日の姿を伝えている。

参考文献
鉄道廃線跡を歩くⅥ、宮脇俊三編著、JTB（1999）